投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 24 日 00:26:49:
整理回収機構(RCC)は23日、「返済見込みのない不正融資を行った」などとして、1997年5月に破たんした「朝銀大阪信用組合」(大阪市)の金宰圭・元理事長(69)ら旧経営陣8人を相手取り、総額20億円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。RCCが、破たんした在日朝鮮人系の金融機関の経営責任を追及する訴訟を起こすのは初めて。
訴状によると、同信組は1974年に非常勤理事に就任した大阪府の不動産業者(59)やその親族の経営会社に、バブル崩壊で破たんが明らかになっていたのに融資を継続。同信組破たん時点で、同グループへの融資総額は約300億円に上り、最大の不良債権先となった。
RCCは<1>大口融資規制に違反する<2>大阪府が貸し出しをやめるよう再三指導したが無視した――などと指摘。融資のうち、93年8月と9月に実行された2件の融資計約44億円について「特に背任性が高い」とし、融資を決定した常任理事会のメンバー全員を対象に、44億円のうち20億円を請求した。
同信組の正常債権は朝銀兵庫、朝銀京都など5府県の朝銀が合併して誕生した「朝銀近畿信用組合」(神戸市)に譲渡されたが、朝銀近畿も昨年末に破たん。現在、金融再生法に基づく破たん処理が行われている。
金宰圭・元理事長の話「訴状を見ていないのでコメントできない」
(8月24日00:20)