投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 23 日 20:18:34:
日銀は23日、自民党の日銀法改正研究会(座長・山本幸三衆院議員)が求めていた公開討論会について、「国会での議論の中で説明する」と拒否する内容の回答書を、速水優総裁名で研究会側に手渡した。
山本議員らは、速水総裁が会見で、「インフレ・ターゲットを設けることは考えていない」と述べたことなどに反発し、先週、公開討論を求めていた。
速水総裁は、国会に年平均で70回以上出席しており、10回程度のグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の7倍に上っている。このため、日銀は、説明責任を果たしているとしている。
回答書では、インフレ・ターゲットについては「勉強課題」としながらも、「調整インフレ論」については「(消費者物価指数などで)インフレ率目標を設定し、その実現のためにあらゆる政策手段を動員する」と定義し、取り得ない手段であると改めて強調している。 【藤好陽太郎】
[毎日新聞8月23日] ( 2001-08-23-19:49 )