投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 23 日 20:14:57:
23日の東京債券市場は、長期金利の代表的指標である新発10年物国債の流通利回りが、前日の終値に比べて0・030%高い1・400%に上昇(国債価格は下落)して取引を終えた。長期金利が1・4%台となったのは半月ぶり。日銀が量的金融緩和の拡大を決めた14日以降、長期金利は0・1%以上も上昇しており、日銀の思惑とは逆の動きとなっている。
この日は、銀行などが株価急落に伴う含み損の拡大を穴埋めする狙いで、利益確保のための国債売りを加速させ、国債価格の下落と、長期金利の上昇につながったとの見方が多い。市場では「決算対策が一段落する9月下旬までは、益出しのための国債売り圧力が続く」(銀行系証券)との見方が多い。
(8月23日19:43)