投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 23 日 20:11:41:
小泉純一郎首相は23日午後、7月の完全失業率(季節調整値)が過去最悪の5.0%と、大台に乗るとの見通しについて「(構造)改革していくうちに、ある程度失業者が増えていくのはやむを得ない」との認識を示した。その上で「そのために雇用対策をしっかりやらなければならない」と述べ、構造改革の推進に伴い悪化が懸念される失業や倒産などの“痛み”への対策に全力を挙げる考えを強調した。静養先の神奈川県箱根町で記者団の質問に答えた。
また首相は、政府・与党内で物価上昇率の具体的な目標を設定して金融政策を行うインフレ目標政策を求める声が出ていることに関して「金融(政策)もゼロ金利で打つ手は限られている。しかしインフレターゲットは難しい。制御できないから」と述べ、同政策の導入には否定的な見解を示した。