投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 23 日 20:10:21:
225平均株価は、大幅反落。269.51円安の1万1126.92円(出来高概算9億株)と再びバブル後の最安値を更新して取引を終えている。昨晩の米国株式市場では、GMが先行き業績に自信を示したことや、BBレシオが改善されたことを背景にハイテク株主導で上昇。シカゴ225先物も高値圏で取引を終えていたことから本日の東京市場は、売り方の買い戻しが先行した。さらに昨日の京セラに加え、収益がトントンになるとの見通しが伝えられたニコンも織り込み済みとの見方から買い先行スタートとなり、リバウンド期待が高まった。
しかし、その後は、戻り売り圧力が高まる中、好調を続けていた都市再生関連の一角が買い一巡感から伸び悩み、買い戻しが先行していたハイテクセクターも再び下げへ転じたことで225平均は下げ幅を拡大。後場に入ると先物にまとまった売り物が出たことで、さらに下落幅を拡大。野村総研の上場に伴う換金売りからNTTドコモ、NTTデータ、CTCなど主力IT関連も下げたことから市場マインドは悪化、ソフトバンク、ヤフーなど個人投資家からの見切売りも加速し、225平均は1万1104円と1万1000円割れを意識する展開となった。その後は、鉄鋼、造船など都市再生をテーマとした銘柄が比較的底堅く推移したことで下げ渋りを見せたが、底割れムードを払拭することはできなかったようだ。