投稿者 sanetomi 日時 2001 年 8 月 21 日 16:57:51:
国際商品価格が急落
【シカゴ20日=千葉研】非鉄金属やエネルギーなど国際商品価格が急落している。日米欧の景気減速で情報技術(IT)関連の産業素材の需要が低迷し、高騰していた原油や天然ガスも値下がりに転じたのが主因。代表指標のCRB(コモディティー・リサーチ・ビューロー)先物指数(1967年平均=100)は20日、199.03に低下、2年ぶりに200の大台を割った。世界規模でデフレ懸念が強まりそうだ。
同指数は原油や天然ガスの高騰で2000年10月に233.45まで上昇
した後、米景気減速などで下げ基調に転じた。終値の200割れは99年10月以来。国際商品価格の下落が長引けば、日米欧が同時にデフレ懸念に見舞われる可能性がある。素材産業を中心に合理化を迫られ、設備投資意欲が一段と冷え込む恐れがある。農産物、原油など一次産品輸出国の外貨獲得高が減り、財政事情が悪化する可能性もある。