投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 20 日 12:13:19:
20日午前の東京株式市場では取引開始直後から幅広い銘柄に売り注文が先行し、日経平均株価は4営業日続落した。前週末に米国株式相場が急落したことを受け、ハイテク株を中心に売り急ぐ動きが強まった。日経平均は17日に付けたバブル崩壊後の安値(1万1445円=終値ベース)を下回り、東証株価指数も3月14日に付けた年初来安値(1161.97)を割り込んだ。
市場では日米の企業業績に対する下振れ懸念が一段と強まっており、積極的な買い手不在の状態が続いている。午前の日経平均の終値は前週末比101円59銭安の1万1343円95銭。東京証券取引所第一部の売買代金は概算で2400億円。
前週末にデルコンピュータが業績を下方修正するなど、ハイテク企業の収益悪化懸念が一段と強まり、朝方から東芝、NTTドコモなど主力の電機・通信株の下げが目立った。鉄鋼など低位大型株への売り圧力も強く、不動産など人気化していた「都市再生」関連銘柄の中にも下げる銘柄が出始めた。