投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 19 日 14:22:48:
民間信用調査機関の帝国データバンクによると、全国133行(大手16行、地銀64行、第二地銀53行)が保有している株式などの有価証券の含み益は2001年3月末で、2兆5439億円となり、2000年9月末の5兆2396億円に比べて51・4%減少した。株価の下落が大きく影響し、含み益は半年間で半減したことになる。
各銀行の有価証券報告書から集計した。業態別では都銀や信託銀など大手16行の含み益が2327億円、地銀は2兆1709億円、第二地銀が1402億円だった。
有価証券の取得原価に対する含み益の比率は、133行平均で1・6%だった。このうち地銀が5・2%と最も高く、次いで第二地銀の1・6%、大手16行はわずか0・2%にとどまった。
大手行は10行が含み損となった。景気の悪化で株価の下落と不良債権の増大が続けば、不良債権処理に含み益を利用することができなくなり、苦しい対応を迫られそうだ。
(8月18日23:37)