投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 19 日 10:53:17:
経営再建中の大手スーパー、マイカルが小売業世界最大手の米国ウォルマート・ストアーズ、同2位の仏カルフールなど複数の外資と提携交渉を進めていることが18日明らかになった。マイカルは有力外資の信用力で再建を軌道に乗せたい考えで、条件面などの詰めを急いでいる模様だ。日本の流通大手の一角に、本格的に外国資本が入れば、閉鎖的との指摘のあった日本の流通業の構造改革を内外に示すことになる。
マイカルは、2月末で1兆1500億円に上る連結有利子負債を、資産売却などで8月末までに9100億円に削減する計画を進めている。本業の小売りでは直営の黒字96店を軸に強化・再編する方針だが、デフレと同業他社や専門店との競争激化で、さらなるテコ入れが必要と判断。信用力のある大手外資と提携し、商品供給や販売ノウハウを共有する新流通グループを形成することで、勝ち残りを図る。
提携交渉は投資銀行などが仲介して進められており、外資の投資額などの条件について、ぎりぎりの交渉を進めている模様だ。ウォルマートとの提携が成立すれば、世界最大手小売業の日本初上陸になる。カルフールは既に日本国内に店舗を展開している。
[毎日新聞8月19日] ( 2001-08-19-03:01 )