投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 18 日 21:20:39:
【ワシントン17日=藤井彰夫】
ウィリアム・シードマン元米連邦預金保険公社(FDIC)総裁ら米国の5人の不良債権処理の専門家による対日助言チームが9月下旬にも訪日する。政府による直接の注文は控え、民間の支援を重視するブッシュ政権の対日政策の一環として、米政府も非公式にこの「5人組」の活動を支援。5人はすでに自民党や政府の幹部と接触、政策提言の準備に乗り出した。
5人の専門家はシードマン氏とともに1980年代後半から90年代初めの貯蓄金融機関(S&L)の経営危機を公的資金投入などで乗り切った元整理信託公社(RTC)幹部のデビッド・クック氏や破産法弁護士のリチャード・ギットリン氏、元米銀行協会主任エコノミストのロバート・ダガー氏、元財務省法律顧問のピーター・ウォリソン氏。
5人は春からホワイトハウスや財務省と意見交換を始め、日本の不良債権処理策について分析・検討。5月末に訪米した自民党山崎拓幹事長に協力を申し出た。6月末の日米首脳会談前に小泉首相が派遣した島田晴雄慶大教授や政府幹部らとも意見交換。9月下旬にも訪日して関係者と協議を予定。