投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 15 日 16:41:52:
【マイカル問題】と、【日本の中国との外交関係】について、ご質問がありましたので、以下の通り、ご返答させて頂きました。
(ご返答日時: 2001/08/15 5:22:55 東京 (標準時))
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今回の【マイカル問題】(第一勧銀の500億円融資)は、米国から物凄い反発を受けると思います。
【マイカル】は、小売業となっていますが、実態は、不動産開発業であり、色々と優良物件をもっています。
外資系証券会社、ヘッジファンドは、これに目をつけ、【マイカル】を売り浴びせ、格下げを呼び込み、民事再生法を申請させ、数千億円の利益を見込んでいたはずです。
この破綻は、小泉総理が、渡米した際に、【マイカル・フジタ・あさひ銀行】この3社を破綻処理すると約束したと言われており、【マイカル救済】は、この約束を反故にした訳であり、米国の怒りは物凄いと思います。
今後、日銀の狙いとは違って、円高になる可能性がより、強くなってきたと思っています。
また、日中関係、日韓関係も、今後最悪の関係になる筈であり、これに、北朝鮮が絡んでくれば、日本のアジア関係は、がたがたになります。
米国、そして、中国・韓国という日本にとっては、重要な“パートナー”とこれほどまで、関係を悪化させた政権は、かつて、無かったことです。
折から、外務省の事実上の機能停止もあり、今後、日本は、世界から、つまはじきにされると思います。
金融問題で、IMFから、事実上の命令を受け(公的資金投入)、米国から不良債権処理問題で怒りを買い、アジアからは、靖国・教科書問題で、反発を受ける日本は、もはや昔のG7の資格はないと思っています。
日本の破綻は、より一歩進んだと思っています。