投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 14 日 21:34:38:
帝国データバンクは14日、2001年3月末に銀行が保有していた株式、国債など有価証券の含み損益の実態調査をまとめた。今年3月末の有価証券含み益は都市銀行や地方銀行などの合計で2兆5439億円。2000年9月末と比べると2兆6957億円減っている。なかでも都銀など大手銀行は株価下落で含み益が底をつきかけており、不良債権処理の原資として含み益を活用することがますます難しくなっている。
調査は2001年3月期の有価証券報告書を入手できた大手16行、地銀64行、第二地銀53行の計133行を対象に、報告書の「その他の有価証券で時価のあるもの」を集計し分析した。
今年3月末の状況を業態別にみると、大手16行では昨年9月末に比べて含み益が2兆5780億円減少し、残りはわずか2327億円。大手行のうち10行では含み損益が「マイナス」になっている。地銀の含み益は同1441億円減少の2兆1709億円。第二地銀は含み益が264億円増えて1402億円となった。