投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 14 日 21:18:07:
日銀の金融緩和を受け、日経平均は、大幅に反発しましたが、ここは、再度、最後の逃げ場になります。
今回の金融緩和は、日銀が、国債を更に買い集めるという、実施的に【日銀引受】そのものであり、これは、世界の中央銀行として、実施を行ったところがない、政策なのです。
明確に、インフレ政策を取り始めたものであり、今後、日銀の国債買い入れは、歯止めが無くなってきます。
今後、長期的に円は、大幅に売られる事になりますが、果たして、米国がこの円安政策を支持するか、どうか。
また、【マイカル】に、第一勧銀が、500億円の緊急融資を行うとの決定をしたこともあり、米国が求めてきました<直接償却:企業整理>を、小泉政権は、明確に拒否した訳であり、以前にも指摘しましたが、“操り人形”が、自分で意思を持ちはじめてきたもので、今後、<日米関係>は、極めて危険な状態になります。
現在のデフレ状態は、金融緩和では景気を回復させることは不可能であり、今回の日銀国債引受は、【銀行】を更に助けるだけでのものであり、反対に【生保】にとっては、更に苦境に陥ります。
また、個人も、更に利息収入が減りますから、一層消費が落ち込みます。
この反発場面では、ハイテク・通信株等の一般銘柄は、最高の<売り場>であると判断させて頂きます。