投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 11 日 22:34:52:
自民党の麻生太郎政調会長は十一日までに、産経新聞の単独インタビューに答え、景気対策に関連、現在の日本銀行の金融政策を日銀法違反だと強く批判するとともに、速水優日銀総裁の経済認識や総裁としての資質に疑問を示した。
麻生氏は「現在の日銀は(物価が上がる)インフレには責任を持つが、(物価が下がる)デフレには責任を持とうとしない」と批判。「物価安定の策を考えない日銀は、日銀法に違反している」と述べ、デフレ阻止に一層の金融緩和策を取るべきだとの考えを示した。
麻生氏の発言は、日銀法第二条で同行の理念を、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」と定めていることを念頭に置いたもの。
あえて日銀の政策の違法性に言及したのは、景気対策として追加金融緩和に対する期待が政府・自民党内で強まっているのに反し、日銀が同行の自主性を盾に追加緩和措置をとらないことへの反発もある。
また、麻生氏は「日銀は物が安くなればいいのだという認識。トップの日銀総裁がその程度の認識ならば、総裁としてはふさわしくない」と述べ、経済状況によっては速水氏の責任問題を追及する考えを示唆した。