投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 10 日 16:41:41:
三井住友銀行は米国子会社が保有している米ゴールドマン・サックスの株式を一部追加的に売却する方向で検討を始めた。景気低迷や不良債権の最終処理の加速に伴う損失拡大などに備えたものとみられ、売却益は500億円程度を見込んでいるもよう。富士銀行も米ヘラー・フィナンシャルの売却を決めており、大手銀の間で同様の動きが加速しそうだ。
米ゴールドマン・サックス株を保有しているのは、三井住友銀の米国子会社SBCMキャピタル・マーケット。同社は「保有する1470万株のうち610万株を売却する可能性がある」と米証券取引委員会に登録した。登録した株式数をすべて売却すれば、三井住友銀グループの保有比率は約3.1%から約1.8%に下がる見通し。ただ、三井住友銀は「まだ売却を決めたわけではない」とコメントしている。三井住友銀は、合併前の旧住友銀行が過去3回にわたって米ゴールドマン・サックス株式を売却しており、税引き前で合計約15億ドルの利益を確保したという。同行は1998年以降、米国の加州住友銀行やスイスのゴッタルド銀行も売却している。