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12/17 11:30 牛の総番号制が本格始動 岐阜県の牛が第1号に 社会23
共同
狂牛病(牛海綿状脳症)の緊急対策として、国内すべての肉用、
乳用牛に個体識別番号を付ける事業を進めている農水省は十七日午
前、岐阜県大和町の肉用牛農家で飼育されている雌牛の耳に第一号
の札を付け、生産から流通までを管理する総番号制を本格始動させ
た。
狂牛病が発生した際に牛の出生地や移動歴、同居していた牛など
の生産情報を迅速に確認するのが目的。
これまでは、農家や自治体がそれぞれ独自の識別番号を使ってい
たが、同省は来年三月までに、国内の牛約四百五十万頭すべてに十
けたの識別番号を付け、データを一括管理する方針。
この日は、同町徳永の肉用牛生産者村瀬三枝子さん(49)が飼
育している五歳の雌牛「あさみ」に第一号となる「1001916
192」という番号が付けられた。村瀬さんは「十一月から出荷で
きず、生活が苦しい。番号導入は農家が最後まで責任を持つという
こと。消費者にも安全性を分かってほしい」と訴えた。
十七、十八両日で、同町の九農家約二百七十頭に札が装着される
。
狂牛病問題では、狂牛病の牛と同居していた牛の追跡調査などに
時間がかかったことなどから消費者の不安が拡大。このため、同省
は二○○○年から試験的に北海道など六道県で導入していた個体識
別の計画を三年早めた。
(了) 011217 1129
[2001-12-17-11:30]