★阿修羅♪ 狂牛病・遺伝子組換3 ★阿修羅♪ |
私の記憶では
NHKで狂牛病のEU報告書の存在を報道していたのは確か狂牛病の牛が発見される前だったような、何時だったかちょっと覚えていないが確かそうだったように思う。前回のものまで責任は逃れられると言うものではないが。
農水省はやはり、英サッチャー首相がやったように一度潰さないと今回の分の信頼は回復しないだろう。今回は病気の持っていない人まで危険を拡大させたのだから。といって前回のものの責任を逃れられるわけではないが。
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<狂牛病>農水省に対し批判が噴出 国会 責任追及加速
日本で狂牛病が発生する危険性について欧州連合(EU)が実施した調査の最終報告書(草案)について「ない」と主張してきた農水省に対し、国会で同省の狂牛病対策を追及してきた与野党の議員から批判が噴出している。イタリア産肉骨粉についても「危険性が高い」と指摘する欧州委員会の報告書を入手しながら、同省は国会で安全性を強調する答弁を繰り返していた。狂牛病対策が後手に回った失態に加え、次々に明らかになる隠ぺい体質に、農水省の責任を追及する動きも加速しそうだ。 【狂牛病取材班】
「EUの報告書を提出するよう再三にわたって求めてきたが、農水省は『ない』と言って出さなかった」。狂牛病問題を追及してきた山田正彦衆院議員(自由)は、同省の隠ぺい体質に怒りをあらわにし、「これまで同省がやってきたことは到底許されない。幹部の責任の所在をはっきりさせたい」と同省の責任を追及する姿勢を明らかにした。
今年2月1日付で作成されたEUの最終報告書(草案)は、日本の狂牛病発生の危険性を4ランクのうち高い方から2番目と評価し、「日本の狂牛病対策は感染をむしろ拡大させる」と指摘した。だが、農水省の熊沢英昭事務次官は6月18日の記者会見で「日本は極めて安全性が高い」と反発した。
今年1月、イタリアの肉骨粉の危険性を指摘した欧州委員会の報告書を入手しながら、同省の小林芳雄生産局長は、11月27日の参院農水委員会で「加熱処理したうえで輸入している」と安全性を強調。3日後に一転、「加熱が不十分で、感染力が残っているものがあるかもしれない」と発表した。
中村敦夫参院議員(無所属)は、これに「国会軽視だ」と抗議した。イタリア産肉骨粉は98年以降輸入が急増しているが、9月に同議員が農水省に理由を質したところ、説明に訪れた職員は「業界では今、イタリア産が流行なんです」と答えたという。
「欧州委員会はイタリアで調査して報告書をまとめたのに、日本はなぜ、10月まで現地調査もしなかったのか。仕事がずさんだ」と中村議員は怒る。
与党の議員の中にも、農水省への不信感は強い。
参院農水委員長の常田享詳参院議員(自民)は「薬害エイズの時、あれだけ省庁の隠ぺい体質が問題になったのに、その教訓がまったく生かされていないのかと思うと残念だ。このままでは国民の不信感は深まるばかりだ。この問題は、時間をかけても事実をすべて明らかにしていかなければならない」と真相究明に意欲を見せた。
渡辺孝男参院議員(公明)も「農水省の対応は不信感を持たれて当然。責任の所在を明らかにしてはっきりと事実を示すことが国民の信頼を取り戻すことにつながる」と話している。(毎日新聞)