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生命の設計図(遺伝情報)をもとに人工的に化合物をつなぎ合わせ、自然界に存在するのと同一のウイルスを合成するのに米研究グループが初めて成功した。遺伝子工学の力で生命体を自由につくり出せる可能性を示した。ウイルス感染症などの予防・治療法開発につながる半面、生命倫理上の問題も浮上しそうだ。
ニューヨーク州立大学医学部のウインマー教授らの研究成果。12日発売の米科学誌サイエンスに掲載する。
合成したのは小児マヒなどの原因となるポリオウイルス。同ウイルスの解読済みのゲノム(全遺伝情報)をもとに、遺伝子を構成する最も基本的な化合物(ヌクレオチド)を配列し、ウイルスの遺伝子を組み立てた。(ワシントン=吉田透)