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試験管の中でカエルの受精卵の一部から目をつくり、オタマジャクシに移植することに、東京大の浅島誠教授(発生学)らが成功した。21日から横浜市で開かれる日本発生生物学会で発表する。
移植したのは、カエルの左目にあたる部分。アクチビンというたんぱく質を含んだ液で培養し、レンズや網膜などをそなえた目を作製。オタマジャクシに移植したところ、カエルになっても拒絶反応がでず、神経や血管の入り方も正常な目と同じで、光に反応して機能した。
浅島教授らはこれまで、同じ方法でカエルの腎臓などをつくりだしているが、オタマジャクシに移植すると、変態後は拒絶反応がでていた。哺乳類(ほにゅうるい)では立体的な臓器構造を長く培養する技術がまだないため、すぐには応用できないが、臓器ができる基本的な仕組みの理解に役立つ。(10:37)