最新の狂牛病のニュース
http://w2222.nsk.ne.jp/%7Eforelle/newmad.html
2002年4月18日 丸紅の子会社の丸紅畜産が企業一丸となってその全支店で、輸入し
た鶏の肉を国産の鶏肉と偽っていたことが今朝と昨日の朝刊で報道されていた。最近
は胸くそが悪くなって、そのような記事を一々拾う気にもなれない。食肉産業は私欲
肉産業だということがよく分かった。こんな産業の自助努力とか、自己コントロール
などに任せたり、罰則規定を設けなくて、指導とか、警告で止めてこれまで何十年も
済ませてきたのだ。企業ぐるみ、官僚を巻き込んでも国民に対する詐欺行為がまかり
通っていたのだ。真の食の安全のシステム、第三者によるチェック体勢が確立できな
ければ、もうこの国はおしまいだ。報道被害とかなんとか、まるでそのようなことを
書くマス・メディアが悪いと言わんばかりで、食肉産業は犠牲者であるかのような考
え方を受け入れる人は誰もいまい。又同じく今日のテレビによると,日本の食肉処理
場の内43パーセントは,狂牛病が見つかるかも知れないことを恐れて、乳牛の受入
を今日しており、再三の農林省の要求を無視して、この度、4度目の要請を行うこと
となった。前に書いたように、ただでさえも5歳以上の乳牛の値段下がり、リスクを
負ってまで食肉として出荷することを躊躇う生産農家がある一方、それを拒否する食
肉処理場が一方にある。そして狂牛病の原因、広がりの調査がそんなに重要かという
農水省大臣がいる日本で、狂牛病の本当の広がりが誰にも分からない。そして狂牛病
が見つからないことで日本のマス・メディアも、もうこの問題をテーマとすることが
少なくなり、国民の意識も空洞化し、無責任大国日本の醜態を世界に曝している。公
設秘書の給与ピンハネ、口利き、政治献金の不当な処理、そして権力に居座る政治家、
日本に本当に自浄能力があるのか、政治も産業も。全てを明らかにし、再発を防ぐ対
策を講じると共に、構造の転換をなぜ図ろうとしないのか。
2002年4月13日 この間、さまざまな新聞を読む過程で明らかになったのは、日本の
食肉産業はコントロールも全くの業者任せで、不法行為がまかり通り、品質の悪い肉、
期限切れの肉、輸入肉などラベルが勝手に改竄され、流通していたという手法が日常
的に行われていたことが分かる。JAS法の罰則規定を強化する事が取り沙汰されてい
るが、不正を行った業者は直ちに公表、そして業界から追放というぐらいに望まなけ
れば、体質改善はなされないと思う。これは厳しいように聞こえるかも知れないが、
食品というのはそのぐらい厳格な分野と認識するほうがいいだろう。しかし、なんと
言っても業界への立ち入り検査、コントロールも恒常的に、抜き打ち的に実行が上が
るほど行えるとは思えない。このような、コントロールを行うことは勿論のことだが、
これまでのケースでも内部告発で明らかにされてきた経緯がある。外務省の不祥事、
官房機密費の実体も内部告発がなければ明らかにされない。そこで国民の生活や政治
に不正が行われ、それを内部告発した人が不利益にならず、それどころか報奨金をだ
すような制度の導入も検討すべきではないか。内部告発者保護法の導入を消費者団体
は要求しているが、正しい考え方だ。一片の通達、業者の公表ぐらいで済まされては
かなわない。不正のやり得になりかねないし、そのような意識でこれまで行われてき
た。日本の政治、産業の仕組みが透明で公正なものになるかどうか、狂牛病がひとつ
のモデルとなると思う。