★阿修羅♪ 狂牛病・遺伝子組換3 ★阿修羅♪ |
武部勤農相は26日、北海道中標津町で酪農関係者と懇談し、判明していない狂牛病の感染ルートについて、「安全性の問題において、そんなに大きな問題なんでしょうか」と発言した。狂牛病対策では、農水省の対応のまずさから事務次官が退任したばかり。感染源の特定に全力をあげている農水省の最高責任者の発言として、批判が集まりそうだ。
懇談会には、地元自治体の首長や農協組合長、酪農家ら約100人が出席。
農相は「英国やヨーロッパでは、10年かけても特定できない。すぐに特定できればいい。だけど、もしそうならなければ、3年も5年も犯人が分からないままだと、消費は回復しないと考えるのか」と述べた。
さらに「消費者にとっての安全性は(全頭検査で)確保されている。消費者が不安を抱いているのは事実だろうけれど、牛肉離れを払しょくするために、生産者や地方自治体は『感染源の究明と、流通している食肉の安全性とは、直接関係ないのではありませんか』と言わないと」などと続けた。
また「肉骨粉を禁止したのを知らなかったという農家がいる。私なら恥ずかしいと思う。行政指導でなく全部を法規制したら、社会主義になってしまう。自己責任原則を考え、どう克服するかという方向にしないと」と述べ、農家の対応についても批判した。
同省の対応については「皆さんからの厳しい批判は謙虚に受け止めたい。危機管理意識が希薄だったということは、弁解の余地がない」と陳謝した。(読売新聞)
[12月27日11時31分更新]