[シカゴ 1日 ロイター] 乳児に母乳を与えることで、痛みを伴う苦痛を軽減する作用があるという研究結果が明らかになった。
シカゴ大学の研究チームによると、病院での採血の際、母親に抱かれ母乳を与えられてた乳児は、母乳を与えられない乳児に比べ泣いたり顔をしかめる割合が低く、心拍数も平常に近かった。
研究を行ったラリー・グレイ氏は専門誌に対し、母乳の授乳は鎮痛作用を持つ可能性があることを指摘した。
一方、ニューハンプシャー大学は母親の過度の運動は母乳の味を落とすという説について実験を実施。
結果、激しい運動の後に出された母乳は乳酸濃度が高かったものの、飲みたがらなかった乳児はいなかった。適度な運動の場合、乳酸濃度は高くならないという。(ロイター)
[4月1日21時58分更新]