(回答先: <BSE>買い上げ事業で2・4トンを初除外 農水省(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 3 月 16 日 00:03:30)
BSE(牛海面状脳症、いわゆる狂牛病)で売れなくなった国産牛肉の買い上げ事業で、農水省は15日、これまでに検査した牛肉のうち、4業者から申請された2・42トンが品質保持期限が切れた肉だったり、箱の表示と中身が違っていたとして、買い上げ対象から除外することを決めた。業者が申請した牛肉を買い上げ対象から除外するのは初めて。ほかにも約5トンが期限切れなどで対象外となる可能性が出ており、確認を急いでいる。
同省は2月8日から3月10日までに、全国58倉庫で約3500トンの検査を実施した。このうち全国農業協同組合連合会(全農)が食肉卸売業者2社から買い上げた2・2トンは、期限切れや買い上げ対象外のスライス肉だったり、箱の中と外の表示が違っていた。日本ハム・ソーセージ工業協同組合が1社から買い上げた0・2トン、全国食肉事業協同組合連合会が1社から買い上げた0・02トンも期限が切れていた。
同省は、これらの牛肉は、宮城県の3倉庫と大阪府の1倉庫に保管されていることを明らかにしたものの、「事業の要件を十分周知徹底しなかったため業者が間違えた。補助金をだまし取る意図はなかった」として、業者名は公表しなかった。しかし、業者の「過失」と判断した理由については「総合的に判断した結果」(梅津準士畜産部長)と述べただけで、具体的な根拠は示していない。
同省は対象外と認定した牛肉への補助金支出を取りやめ、各団体は業者に支払った代金の返還を求める。 【BSE取材班】(毎日新聞)
[3月15日21時50分更新]