(回答先: <輸入牛肉>国産商品に使う 四国の会社 三越もカタログ販売(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 2 月 15 日 15:41:54)
高松市の食肉加工販売会社「カワイ」(河合政弘社長)と愛媛県新居浜市の生活協同組合「アイコープ」(山下博之理事長)が共同出資する新居浜市の食肉加工工場で昨年5〜9月に生産され、カワイに納品された米国産輸入牛肉のパック8万8000パック(1パック70グラム入り)の一部が、贈答用の国産牛肉詰め合わせ商品に使用されていたことが15日、分かった。同商品の一部は大手百貨店「三越」もカタログ販売していた。愛媛、香川両県は不当景品類及び不当表示防止法違反などの疑いがあるとみて、午後から関連工場などの立ち入り調査を始める。
同商品は香川県産の讃岐牛などを小分けにし、箱詰めにした「こぱっく」。三越によると、今月12日に河合社長から「『こぱっく』の牛肩ロース肉に、表示している国産牛でなく輸入牛を使ってしまった」との報告があり、同日、こぱっくの販売を取りやめ、15日には高松、松山、倉敷の3店舗でカワイの商品を撤去した。三越は昨年5〜9月に「こぱっく」を1万8827セット(単価3000〜2万円)販売した。
河合社長が社長を兼任する同工場の工場長によると、カワイからの注文で昨年5〜9月にかけて米国産の牛肩ロース肉約8万8000パックを作り、カワイの国分寺工場(同県国分寺町)に運んだという。
工場長は「国産牛として売られていたと聞き、びっくりしている。工場で偽装したなどと言われるのは心外だ」と話している。カワイの専務は「品薄感を補うために、牛タンで輸入牛肉を使った」とだけ話している。
アイコープの山下理事長は「現在、偽装についてカワイ側に確認している。アイコープが偽装にかかわったわけではないが、組合員や消費者に対して不安感を与えた道義的責任はある」と話している。(毎日新聞)
[2月15日15時1分更新]