★阿修羅♪ 狂牛病・遺伝子組換3 ★阿修羅♪ |
狂牛病問題の行政の対応を検証するため、21日に農水省内で開かれた「BSE問題に関する調査検討委員会」(委員長・高橋正郎日本大教授)が、EU側の最終報告書案を公表した。同報告書案では、日本が1990年代に入り英国やイタリアやデンマークからも輸入した肉骨粉について、「非常に高度の感染リスクがあった」と指摘。加熱処理されていたとしても、狂牛病の感染リスクが中度レベルまでしか下がらない旨を強調している。
農水省は96年4月以降、牛に対して肉骨粉を与えないよう行政指導に乗り出しているが、同報告書案では、当時、一部の生産者が輸入肉骨粉を牛用飼料として使っていたとの情報があったことを列記。さらに、行政指導後も一部の飼料工場で牛用と、肉骨粉の使用が認められた豚、鶏用との製造ラインが重なっていたことなどを挙げ、「狂牛病の病原体が90年代以降、輸入肉骨粉に混じって日本に入り込み、93―94年以降、危険度は増大し続けている」と指摘していた。