投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 12 日 13:25:48:
脳組織採取方法改善を通知へ 農水省
--------------------------------------------------------------------------------
日本初の狂牛病と確認された牛の脳組織採取方法が不適切だったと指摘されている
問題で、農水省と厚労省の合同専門家会議(座長・小野寺節東大教授)は11日、組
織の採取法を改善するよう提言した。農水省は今後、全国の家畜衛生保健所に改善を
通知する。
この検査をした農水省管轄の独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)は、
病原の異常プリオンが集中する脳の「かんぬき部」から外れた部分の脳組織を使って
最初の「プリオニクス・テスト」を実施。このために検査結果が「狂牛病ではない」
(陰性)と出た疑いが濃い、と検査用試薬を輸入した会社が指摘していた。
この日の専門家会議は「狂牛病の牛をより早期に発見するためには、かんぬき部を
(プリオニクス・テストなどの)免疫検査に使うべきだ」との意見で一致、かんぬき
部の半分を免疫検査に回すよう指示した。厚労省は既に全国の食肉処理場で実施する
検査で採用を決めており、農水省もこれに統一することになった。
動衛研は、検査途中の処理の一部についても同社のマニュアルと異なる方式で実施
していたが、これもマニュアル通りに行うことにした。 【高木昭午】
[毎日新聞10月12日]
このページの感想 |