投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 07 日 02:33:36:
しばらくは混入可能性製品野放し
加工食品の自主点検、1週間で 厚労省、178団体に通知
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◇牛の危険部位使った食品“追放”−−茶・鶏卵業界「なぜうちが…」
狂牛病対策で厚生労働省は5日、牛の特定危険部位(脳、せき髄、目、回腸遠位部)
の入っている恐れのある加工食品の「追放」を通知した。1週間程度で各メーカーに
自主点検の結果を報告させ、使用・混入がないことが確認できない限り製造・販売の
中止や原材料の変更、製品回収を求めるという厳しい措置。対象団体は178団体に
上り、原料の確認を終えた会社は「うちは大丈夫」と自信を見せる一方、対応が遅れ
たところは「死活問題」と“安全の証明”を求め、必死に原料会社に問い合わせてい
た。
★今もそうですが、あと数週間は混入可能性製品はいままで通り販売されています。
コンソメなどの原材料にビーフエキスを使っている味の素は、2〜3週間かけて原
材料の納入業者に問い合わせ、特定危険部位は使用していないことを確認した。ビー
フエキスを製造している協和発酵も「狂牛病の発生以後ほぼ2週間、調査しているが、
特定危険部位は除去されており問題はないと考えている」と話すなど冷静な反応。
★牛のと殺方法が危険な方法だから、血が飛び散るらしいんですけど。
ハウス食品も原料メーカーに確認し、「ビーフエキス、ゼラチン、コラーゲン、牛
脂など全原材料は狂牛病が発生していない米国、豪州産の牛を使っている。国産牛の
場合も、特定危険部位を使っていないとの原料メーカーの保証書を得た」とホームペー
ジで安全性を強調している。
しかし、ビーフ味のポテトチップスなどを製造販売している食品会社は「1週間で
産地や部位などが特定できなければ終わりだ。混乱しているとか言っていられる状況
ではなく、一刻も早くはっきりさせるしかない」と焦燥感を見せた。
缶詰製造会社などでつくる「日本缶詰協会」では、厚労省の通知を受け、加盟45
0社への連絡に追われた。「商品の追跡調査がどこまでできるかまだ分からない。業
界にとっては死活問題だが、業者に連絡するので手いっぱい」と慌てていた。
178業界団体の中には、「え、何でウチが……」(全国茶生産団体連合会)と驚
く団体もある。「狂牛病に感染しない」と政府も説明していた鶏。鶏卵業者でつくる
社団法人・日本卵業協会(加盟230社)もリストに入っており「どうしてですかね
え」。同協会は、「肉骨粉の全面使用禁止が始まった4日以後、飼料のたんぱく源と
して大豆かす、魚粉などを用いており、牛の特定危険部位とは全く無関係。会員企業
には、問い合わせがあれば『安全です』と答えるよう助言してきた」という。
★安全だ。と言えばそれでいいのだろうか?4日以前は使っていたってことでしょう?
それが「安全」ってことなんでしょうけど。安全の指標は?今使ってないこと?
厚労省が通知した業界団体リストの大半は、農水省が準備した。リストアップの基
準について農水省では「まず問題はないと思われるが、念には念を入れ、注意を喚起
する意味で茶、こんにゃく、鶏卵などの団体も含めた」と話している。
◇「企業の立証責任」強調−−厚労省
今回、厚生労働省は危険部位を使用していないことが確認できない場合も企業に回
収を迫っている。点検対象は178団体に及び、「対象となる企業数は想像もつかな
い」(同省)というほど幅広く網をかけた。原料の確認に時間がかかり、製品の回収
が遅れることも予想されるが、回収のタイミングについては「各企業の判断」として
いる。
★回収のタイミングは「各企業の判断」ということですので、結構長い期間販売されますね。
今日、ロイヤルゼリーを少し見てきたのですが、「ゼラチン」がはいっていました。
きっと、いろいろな商品にはいっているのでしょうね。
同省は「これを機に安全管理体制を広げていくことが大事。企業は風評被害を気に
するのではなく、消費者の不安を打ち消すために情報開示し、身の潔白をアピールす
ればいい」と安全性の“立証責任”が企業側にあることを強調している。
★いいこと言うじゃないですか。
(毎日新聞2001年10月6日東京朝刊から)
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