発症率は英国人で40%、日本人で90%を超える。




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投稿者 小耳 日時 2001 年 9 月 25 日 19:12:50:

読売新聞 夕刊 2001年9月11日
狂牛病 遺伝的リスクも・・
牛乳や食肉部は大丈夫

プリオン研究の立石 潤・九大名誉教授

「狂牛病」など、病原体プリオンによる病気の研究を続けてきた立石 潤・九州大名誉教授(神経病理学)に、発病のメカニズムや注意点を尋ねた。立石名誉教授は「脳や腸など、感染性の高い牛の内臓を食べるのは危険性がある。」と指摘。また「日本人は、プリオンが体内に入ると発症しやすい遺伝子タイプが多い。」としている。

----狂牛病やヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)発病の原因は?

 病原体プリオンは、以上な構造を持つプリオンたんぱく質。これが体内に入ると、正常なプリオンたんぱく質まで次々に異常な構造に変えていく。家畜の場合は動物性の飼料を食べて発症する。人間は、感染症の強い臓器を食べるのが一番危険だろう。狂牛病がヒトにうつったとみられる変異型CJDは、初老期以降の人が発症していた従来のCJDと異なり、十代から五十歳代まで幅広い年齢の人が発病し、病変も神経細胞を覆うように沈着したい異常なプリオンたんぱく質の塊が多数みられる。

----牛肉を食べる場合、避けた方がいい部位は?

脳、脊髄、末梢神経、リンパ節、脾臓、胸腺、腸などが感染しやすい。牛乳はまず大丈夫だろう。普通の食肉部は、感染しやすい部位に比べて異常なプリオンたんぱく質がはるかに少ない。

----発病のリスクに個人差は?

英国で変異型CJDを発症した百人以上の人はすべて、正常なプリオンたんぱく質を作る遺伝子に共通点があった。プリオンたんぱく質を構成するアミノ酸のうち百二十九番目は「バリン」か、「メチオニン」だが、発症者の場合、父と母に由来する遺伝子が両方とも「メチオニン」だった。九州大学医学部の堂浦克美教授らの研究によると、このタイプは英国人では40%以下だが、日本人は90%を超える。これが危険因子の可能性もある。

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ちょっと古い記事ですが、内容が重視と言うことで・・・ 

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