投稿者 ごろた石 日時 2001 年 12 月 06 日 22:27:44:
農水省の対策で混入防げず 狂牛病感染源の肉骨粉 [共同] 2001/12/06
狂牛病(牛海綿状脳症)に感染した乳牛三頭が北海道などで相次いで見つかった問題で、感染源とされる肉骨粉がえさに混入するのを防ぐため、農水省がこれまで実施してきた飼料メーカー向けの対策では、牛の飼料への混入の可能性を否定できないことが六日、分かった。
同省もこの事実を認識しているが、対策の大幅な見直しは想定していないといい、危機管理の在り方に対する批判があらためて高まりそうだ。
農水省は今年六月になって初めて、牛のえさに狂牛病の感染源となる肉骨粉を混入させないための製造指針を制定した。
指針は、同じ製造ラインで牛用と、肉骨粉を用いる豚や鶏用のえさを作るケースなどを想定。牛用のえさを作る前に、トウモロコシや大豆かすなどの飼料原料を流し「清掃」を行うよう呼び掛けている。
しかし、同省の担当者らは自ら「こうした処置を施しても肉骨粉の混入を百パーセント防ぐのは困難」(飼料課)と認めている。
また、指針は当初、肉骨粉の購入・使用記録の保存期限を二年で十分としていたが、狂牛病の潜伏期間は二―八年程度と長く、牛への感染が確認されても記録をさかのぼることが困難な状態だった。
このページの感想 |