投稿者 付箋 日時 2001 年 11 月 30 日 20:37:31:
セメント工場で焼却試験 肉骨粉大量処分目指し [共同] 2001/11/30
狂牛病(牛海綿状脳症)の感染源となり得る肉骨粉を焼却し、セメント原料として再利用できるかどうかを調べる試験が三十日、大分県津久見市の太平洋セメント津久見工場で行われた。肉骨粉の処分はごみ焼却炉などで進められているが、セメント工場では全国初。
燃焼の程度やセメント原料としての品質を調べ、問題がなければ、各地のセメント工場で大量焼却処分が始まる可能性がある。
試験を実施する九州農政局によると、今回の肉骨粉は宮崎県高城町の製造業者、南国興産が所蔵する約三千トンのうちの九トン。石灰石、粘土などのセメント原料ともに全長百十メートルの回転炉に入れ、千五百度で焼却。品質検査の結果は約二週間後に出る。
肉骨粉は全国に約七万トンあり、うち約三万トンが九州に貯蔵されている。フランスでは既に、焼いた肉骨粉をセメント原料として再利用しているという。
太平洋セメント津久見工場の炉は産業廃棄物処理が認められており、昨年七月には、集団食中毒を受け雪印乳業の乳製品など約三千トンを焼却処分した。
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