投稿者 付箋 日時 2001 年 11 月 30 日 20:35:42:
汚染肉骨粉輸入の可能性も 狂牛病問題で武部農相 [共同] 11/30
武部勤農相は三十日の閣議後会見で、農水省が進めている狂牛病の感染ルートの調査に触れ「病原体に汚染された肉骨粉が日本に輸入されていた可能性が排除できない」と述べ、政府の対応が必ずしも十分ではなかったことを初めて公式に認めた。
政府はこれまで、一九九○年に輸入肉骨粉の処理基準を設けたほか、その後も狂牛病汚染国からの輸入を停止するなどの措置を取っており、「狂牛病の感染源となる危険のないものが輸入されていた」(同省)としてきた。
しかし、農相は会見で「国内初の狂牛病確認後に欧州などで実施した現地調査の結果をみると、適切な処理が行われていたかという点で問題がなかったとは言えない」としており、関係者らの責任追及の動きが活発になる見通しだ。
国内で狂牛病と確認された二頭の感染源の特定作業については「欧州の先例をみても、解明に手間取っている。かなり時間が必要」との認識を示した。
海外製の肉骨粉は、第三国を経由して狂牛病の汚染国からう回輸入される恐れもある。このため、関係者らは早くから「病原体を日本に侵入させる運搬役になる危険性がある」と指摘しており、農水省の危機管理の甘さがあらためて批判を浴びそうだ。
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