投稿者 しぜん 日時 2001 年 11 月 30 日 05:36:13:
11/30 00:10 朝: 野生トウモロコシから組み換え遺伝子 自然界を汚染か
朝日新聞ニュース速報
メキシコ南部の野生トウモロコシから、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシに含ま
れる遺伝子が見つかった。英科学誌ネイチャー28日号に発表した米カリフォルニア大
バークリー校の研究者らは「組み換えた遺伝子が野生種を汚染すると、種の多様性が失
われ、食糧安全保障も損なう恐れがある」という。
メキシコの山間部で採取した野生トウモロコシ6試料のうち、4試料からGM作物で
広く使われる遺伝子が見つかった。うち2試料には別の遺伝子断片も含まれていた。
メキシコはGMトウモロコシの作付けを98年からやめており、以前の作付け場所も
野生種を採取した場所から少なくとも約100キロ離れていた。
遺伝子がなぜ混入したかは分かっていないが、研究者らは「政府から食糧として支給
された輸入のGMトウモロコシが野生種の近くで栽培され、風で飛んだ花粉を通じて交
雑したのではないか。栽培停止前に起きたことも考えられる」という。
GM作物に反対している環境団体「地球の友」は、「バイオ企業は自然相手に危険な
かけをしている」と非難した。
農作物など生態系が多様性を失うと、思わぬ病虫害を受けたり、異常気象で大きな被
害が出たりすると懸念されている。
[2001-11-30-00:10]
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