投稿者 MASA 日時 2001 年 11 月 25 日 01:04:53:
昨日県庁に勤めている知人に会ったので狂牛病検査について聞くことができた。木曜日には一次検査で陽性となった検体を徹夜で二次検査ができる施設にまで運んだという。連休で二次検査ができなくなる前に検体を届け、できるだけ早く結果を出すという配慮だという。一次検査で黒でも二次検査では白になるそうで、既に30検体が一次検査で黒だったが二次検査では白となっているという話。もし一次検査の段階で発表していたら余計な混乱をまねくだけだったという。
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簡易検査で用いられる「エライザ法」は狂牛病の可能性のある牛を幅広く拾う方式のため感受性が高く、感染していない牛でも「陽性」の結果がでることがある
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と聞いていて、一次検査で黒ならば二次検査(最終判定)でも黒となる可能性は高いと思っていたが、彼の話ではまったく反対で
殆ど(9割9分)二次検査では白だという。全国ではもう一次検査で黒とされる牛は何百何千頭も出ていて、2頭だけが最終的に黒になっているわけです。最終的判定で不正が行われていないことを祈るのみ。(不正というよりは未熟か。)
分析・検査では陽性プリオンを同時に検査して比較することが不可欠だろうに、陽性プリオン実物は非常に危険なために扱うことはできず、模擬物質を使っているそうな。それでは検査していることにならないじゃあないか。砒素が危険だからと言って砒素を使わずに砒素の分析(検出)をすることは不可能。(できるが結果はまったく信頼できない。) 私の経験では、安全を確認することを目的に行われる食品の検査・分析など無意味。安全ですという結果しか出すことはできないシステムで分析者は仕事をする。
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