投稿者 付箋 日時 2001 年 11 月 23 日 04:32:13:
狂牛病の2頭が食べていた飼料、同じ工場製 [読売] 11月23日
国内2頭目の狂牛病と確認された北海道猿払村の乳牛が、北海道佐呂間町で生まれた1頭目の乳牛と同じ道内の大手飼料会社の工場で製造された配合飼料を食べていたことが22日、関係者の話でわかった。この飼料に狂牛病の感染源とされる肉骨粉は使用されていないが、工場では牛向け飼料と同じ製造ラインで、肉骨粉の入った鶏・豚向け飼料を製造しており、混入した可能性は否定できない。道も2頭の新たな共通点として着目している。
猿払村の酪農家は、地元の農協を通じてこの飼料を購入、1996年4月に生まれた感染牛にも食べさせていたという。また、96年3月に佐呂間町で生まれた1頭目は、生後3か月以内の離乳期にやはり同じ工場製の飼料を食べていたことが判明している。
この工場では、2頭が道内にいた96―98年、鶏・豚向け飼料の原料に、道内の3社から仕入れた肉骨粉を使用していた。今年になって3社からは「肉骨粉はすべて国産」との説明を受けたが、当時の契約では国産品を指定していなかったという。工場側では「鶏・豚向けから牛向けに調合を切り替える際には、生産ラインをトウモロコシや魚の粉で洗浄しており、肉骨粉が混入する心配はない」と説明する。しかし、農水省関連の肥飼料検査所札幌事務所では「一般的に飼料の切り替えは1日何10回も繰り返され、毎回洗浄するわけではない」としており、道農政部でも「感染源究明のきっかけになる可能性もある」としている。
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