投稿者 付箋 日時 2001 年 11 月 22 日 23:16:05:
肉骨粉の焼却試験実施へ 大分のセメント工場で [共同] 2001/11/22
狂牛病の感染源となり得る肉骨粉の焼却試験が大分県津久見市の太平洋セメント津久見工場(森紀雄工場長)で近く実施されることが二十二日、決まった。岩崎泰也津久見市長が住民の安全対策を条件に試験の実施を了承した。肉骨粉の大量処分を目指すセメント工場での焼却試験の実施が決まったのは初めて。日程は今後協議して決める。
焼却試験では、脂肪分は燃料に、カルシウムはセメント材として活用する予定だが、セメントの品質が維持できるか、有害物質が残らないかなどの実験データと炉への投入時の安全対策を確認するのが目的。同工場は試験実施の条件として、市と住民の了解を得るのが前提としていた。
岩崎市長は区長や商工会議所などとの会合で「試験中や輸送の際の周辺住民への安全策を二重三重に取り組むこと」として了承し二十二日、九州農政局(熊本)に伝えた。太平洋セメントは「安全性が確認され、地域住民の理解が得られれば本格的な焼却処分にも協力する」としている。
農政局によると、肉骨粉は全国に約六万三千トンあり、うち三万トンが九州に貯蔵されている。
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