投稿者 考える葦へ 日時 2001 年 9 月 24 日 02:20:56:
肉骨粉は全国各地で広範囲に使用されている事が判明した。
それも7年前から使用しているところもあった。
北海道では1000頭の牛が肉骨粉を与えられていた。
まだ調査は進んでいないし、正確な実体は把握されていないが、どうも爆発的な狂牛病感染の可能性がある。
狂牛病に感染しても、すぐに外見で判断はできない。
潜伏期間があり、発病までには時間がかかるので、動きに変化が出たときには遅い。
肉骨粉を牛に飼料として与えることで、感染するということは、イギリスの大発生のときに公表された。
それにもかかわらず、日本では何の対策も取っておらず、危機感もまったくなかった。
怖いのは治療法がないということである。
狂牛病もそれが人間に感染してやこぶ病として発症しても、治療薬がない。
そのまま死ぬしかないという病気だ。
空気感染はせず、食べなければ感染しないが、どんな食品にどういう形で混入されているのかわからない。
鶏や豚や魚にまで飼料として与えているが、その影響も不明だ。
今のところ牛や人間以外の感染は確認されていないが、別の病気としてあらわれているのかもしれない。
これについて、獣医薬プロパーの友人から興味深いお話を仕入れました。
なんでも英国より農地用に肥料として輸入している値段の安い牛の肉骨粉を
飼料に転用して家畜に与えている事を聞きつけたEUの狂牛病調査団が、農水省に
問い合わせて狂牛病蔓延の可能性を指摘したところ、調査を突っぱねた経緯が
あり、遂にはこの最悪の事態を招いたとの事です。
正直、豚だろうと鶏だろうと、4〜5年も肥育する事は有り得ず、原因物質が
変異した蛋白質・プリオンだとしたら、間違いなく摂取した生物に蓄積され、
遂に発病に至る事は避けられないでしょう。
つまり、牛や羊だから感染する・・・それ以外は安全だ・・・等と云った、漠然
とした安全論は全く通用しないと言えるでしょう。
もはや農水省の役人の安全発言は、原子力安全委員会の其れに等しいくらい空虚で
誰も耳を貸さないでしょうねぇ。
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