投稿者 カチュック 日時 2001 年 10 月 29 日 12:56:14:
http://www.asahi.com/national/kyougyu/K2001102800173.htmlより引用
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せき髄を簡単除去、費用は2000円 大阪の業者考案
大阪府の食肉処理業者が、狂牛病で特定危険部位となっているせき髄を、牛の解体時に圧縮空気で簡単に抜き取る方法を考案した。現在の除去方法では、食肉や器具類にせき髄片が付着するおそれが指摘されていた。新たな方法は付着の危険性が低く、費用も約2千円で済むという。
開発したのは、松原食肉地方卸売市場(大阪府松原市)で解体作業をする松原ミートプラントの村上幸春社長(54)。
現在多くの食肉処理場では、まず、背骨に沿って電気ノコギリで「背割り」をし、せき髄を金属器具でかき取る。
村上さんは、皮はぎ用に使っているエアコンプレッサーの活用を思いついた。背割り前に、せき柱内に細いチューブを差し込み、圧縮空気を瞬間的に送り込んで、せき髄を飛び出させる。コンプレッサーは多くの食肉処理場にあるので、新たにかかる費用はチューブ代の約2千円だけだ。
フランスでは、吸引装置で除去する方法を来年1月から実施する。厚生労働省は今月、すべての食肉処理場にせき髄の徹底除去を指導。フランス式の装置の導入も検討しているが、高価なため食肉処理の現場からは「対応しきれない」との声が出ている。
村上さんは「一刻も早く多くの処理場で実施してほしいので、特許はとらない」と話す。
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