投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 16 日 23:34:35:
18日から実施する食用牛すべてに対する狂牛病の全頭検査で、厚生労働省は16日、「簡易検査の段階で狂牛病の疑いのある牛を公表する」としていた方針を撤回、簡易検査後に行う確定検査で狂牛病と断定された段階で公表すると発表した。
「疑い」の段階で公表するとの方針に対しては、自民党内の一部が、「風評被害につながる」などと強く反発。同日に開かれた自民党の対策本部は同省に対して「確定検査の後に発表するように」と強く要請していた。
今月12日に東京都中央卸売市場食肉市場で処理された牛が狂牛病の簡易検査で陽性になり、東京都は「疑い」段階で公表した。しかしその後の確定検査の結果、この牛は感染していなかったことが判明した。
こうした事態を受けて、厚労省の対策本部は各都道府県の食肉衛生検査所での簡易検査で陽性になった場合、確定診断を待たずに国民に公表することを決定。16日午前の閣議後の協議では、坂口力厚労相と武部勤農相が「疑い」段階での公表の方針に合意していた。
このページの感想 |