週末8日のニューヨーク株式市場は、ここ数日間で売り込まれ割安感の出た銘柄を買い戻す動きが活発となり、6営業日ぶりに株価が反発した。大企業中心のダウ工業株平均は、前日比118.80ドル高い9744.24ドルで引け、9700ドル台を回復。ハイテク株の多いナスダック市場の総合指数は、終値が同36.77ポイント高い1818.88だった。
経営破たんした米エネルギー卸売り最大手エンロンの不正経理問題をきっかけに、買収を重ねて急成長した企業などに、会計処理の不信感が広がっていた。だが、この日はこうした企業の銘柄が買い戻され、全体の相場を押し上げた。(10:05)