SGX日経平均先物・前引け、財務相の発言受けて堅調 日経マネー&マーケット
8日午前の日経平均先物3月物は堅調。前日清算値比160円高の9685円で前場の取引を終えた。7日の米国株安を受けて朝方は売りが出る場面もあった。しかし、値ごろ感から買いが入ると相場はすぐに上げに転じた。塩川正十郎財務相が8日の閣議記者会見で、2兆円の株式買い取り資金を早急に準備することなど株価対策に言及、これをきっかけに前場中ごろに一段高となった。上値では警戒感から利益確定売りも出て、前引けにかけてやや上げ幅を縮めた。
カーギルとメリルリンチが500枚、レフコとUOB、クレディ・スイス・ファースト・ボストンが200―300枚単位の買いを入れた。一方、売り方では極東の500枚単位の売りが目立っていた。