ユーロ圏経済、昨年第4・四半期に底入れした可能性=欧州委員会
[ブリュッセル 7日 ロイター] 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ユーロ圏12カ国の経済について、昨年第4・四半期に底入れした可能性があるが、今年第1・四半期の経済成長は小幅にとどまる、との見通しを明らかにした。
声明で述べているもの。
同委員会のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率予想によると、今年第1・四半期に同圏経済は前期比0.1~0.4%成長するとみられている。
同委員会は、第4・四半期のGDP伸び率について、前期比でマイナス0.2~プラス0.2%のレンジを見込んでいる、という。「(GDP伸び率予想は)昨年第4・四半期が最近の景気減速局面における底だったことを示唆しているが、今年初めの経済の加速は緩やかなものにとどまることも意味している」と指摘している。
EU統計局(ユーロスタット)によると、昨年第3・四半期のユーロ圏12カ国の域内総生産(GDP)伸び率確報値は、前期比0.1%、前年比1.4%。