欧州委員長、ECB総裁が早期退任の意向を表明したことを評価
[ブリュッセル 7日 ロイター] プロディ欧州委員長は、ドイセンベルク欧州中央銀行(ECB)総裁が任期満了を待たずに退任するとの意向を表明したことについて、公約を守ったとして評価した。
ドイセンベルク総裁は2003年7月9日をもって退任するとの意向を表明していた。
欧州委スポークスマンは、プロディ委員長が「ドイセンベルク氏はみずからの言葉に責任をもつ人物だ。ECB総裁として見事な業績を残している。今後も2003年7月9日までドイセンベルク氏と協力していく」と述べたことを明らかにした。
ドイセンベルク総裁は1998年の欧州連合(EU)首脳会議で、年齢的なこともあり任期満了まで総裁職を務める考えはない、と述べていた。
プロディ委員長は、後任人事については言及しなかった