長崎屋の新スポンサーにソーテックのグループが名乗り
会社更生手続き中の中堅スーパー、長崎屋は7日、新たな再建のスポンサー候補として、パソコン製造ベンチャー「ソーテック」で知られるキョウデングループの投資会社クラフト(横浜市、資本金6800万円)と交渉に入ると発表した。クラフトは、更生計画の認可後、40億円程度を出資する計画。
発表に同席したキョウデン会長でもある橋本浩・クラフト社長は「長崎屋の店舗網を活用して、消費者との直接のパイプを強化したい」と狙いを話した。長崎屋側は資金面のほか、キョウデングループ傘下の食品安売り店「ショップ99」などと協力して本業を強化することを期待している。
長崎屋は、米投資ファンド、サーベラスとスポンサー契約を結んだほか、丸紅系の投資会社とスポンサー交渉を続けてきたが、この投資会社と担保評価をめぐって合意できず1月15日に断念。3月末の更生計画案提出期限をにらみ、代わるスポンサーを探していた。(07:51)