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テレビでの報道によると、中国にいる亡命希望者である北朝鮮人は、1万人から2万人はいるといわれている。
今回、日本領事館にはいり、中国武装警官に連行された北朝鮮人は、日本の報道によると、第3国に移した上、韓国に亡命するような報道がされている。
はたしてそうなるか、私は、疑問である。とりあえずは、中国は、この北朝鮮人を身元不明者としてあつかっていて、現在調査中とのことである。
この亡命希望者5人をそのような形にて亡命させると、前例を作り、次々と中国内にいる亡命希望者が、マスコミの画面にでてくるだろう。北朝鮮の内部の事情が、その後つぎつぎと表面にでてくるだろう。
ということは、中国政府としては、北朝鮮にこの5人の身元調査を依頼し、北朝鮮人ということでなければ、よその国に亡命させることはないだろうと思う。北朝鮮政府が、その5人は、うちの国民にあらずと報告すれば、他の国に亡命させるだろう。しかし、そんなことは、報告しないだろう。
つまり、この亡命希望者は、中国の留置場にてこの先過ごすか、北朝鮮に送り返させられるだろう。世間的な非難がおこるかもしれないが、北朝鮮との国際的ルールがあるならば、それに順ずるのであって、中国には、非がない。
問題なのは、世界に公表された日本の態度である。だれが見ても日本領事館員の態度には、憤慨するであろう。これが、日本人の態度だと思われてもしかたがない。政府の報告がだされても、つぎつぎと新たな情報がでてくる。
毅然とした態度で日本政府が、交渉するらしいが、どんな交渉をするか国民は、関心をもつべきだ。
もしこの事件が、うやむやになると、日本国民が、日本周辺国から、かなり冷たい視線をあび、孤立してしまうだろう。特に危険なのが、海外にすんでいる日本人である。
実際、オーストラリアだと思うが、身も知らない事件にまきこまれ今も外国の留置場にいる観光者がいるらしいが、日本の大使館も領事館も助けようとはしない。弁護士もつけてあげようとは、しないらしい。