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(回答先: Re: 理由はわからなかったけれど、驚いたこと 投稿者 通行人 日時 2002 年 4 月 05 日 02:21:35)
"個人消費が年間300兆円にものぼり、世界に類を見ない消費大国であり、これ以上「いくら消費の拡大を唱えて、ばらまき的な減税をやっても、もう普通の人の消費がこれから先、そんなに大きく伸びるはずがない」と石原は述べています。「すでに日本人の個人消費は巨大すぎるくらいに膨張したのですから、これ以上に小原庄助さんになれるか、なるのがいいかというと、私はそうは思わない」。"
この件に関しては世界と比較する上で、日本の物価、個人所得などの面で考えた結果、必ずしも日本は上記のいう世界でまれにみない消費大国とは思えません。個人の所得が高く、また物価の高い日本(世界水準において)は一個人あたりの消費額は当然かなりのものになるわけで、その上で消費経済の限界というのは全く信憑性に欠ける所があると思います。資本主義経済における消費とは社会的消費ならびにそれの及ぼす経済面の影響が度外視されがちですが、本来の消費大国と日本の現状とは必ずしも一致するものではないと思います。日本が世界と比べた上で改善しなければならないのは’経済的消費量’ではなく’生活の中の消費の質’ではないでしょうか。実際に後者においては前者の世界水準、米国に次ぐ第二位に対し、はるかに劣る事は間違いないと思います。今後の日本において現段階の中国のような成長率は望めないわけで、本来、国民が政府に委託する行政的政策と現状の経済対策の根本の違いには歴然とした差があるのではないでしょうか。未だに日本の政治家といわれる代表階級の人々がこの程度の討論をしているとこのサイトで知らせて頂き(自分は海外留学生のため)私自身考えさせられることが数多くあり、阿修羅さんには感謝しています。