(回答先: アジェンデ政権はなぜアメリカの逆鱗に触れたのか 投稿者 デスラー総統 日時 2002 年 4 月 21 日 18:13:48)
詳しいことは忘れましたが、アジェンデ政権を倒したピノチェットを後押ししていたのは、キッシンジャーで、その背後にいたのはITTという会社です。インターナショナル・テレホン・アンド。テレグラフというと日本のKDD(現KDDI)のようですが、通信事業もやってはいましたが、もともとは、中南米の利権会社です。たしか、ユナイテッド・フルーツという米国有数の農産物会社もITTの傘下企業だった筈です。
サルバトーレ・アジェンデはマルクス経済学を専攻した学者で、ITTがからまなくとも米国は潰したかったのでしょうが。
米国の中南米政策のひどさは、グレアム・グリーンの「トリホス将軍」やジョン・ルカレの「テイラー・オブ・パナマ」(映画にもなり、何とあのホンドことピアーズ・ブロスナンが主演していました)などを読むとよく分かります。