(回答先: アジェンデ政権はなぜアメリカの逆鱗に触れたのか 投稿者 デスラー総統 日時 2002 年 4 月 21 日 18:13:48)
詳しいことは忘れましたが、チリのアジェンデ社会主義政権を潰したのは、キッシンジャーで、そのバックにいたのはITTという会社です。同社はインターニーナショナル・テレホン・アンド・テレグラフ、つまり、かってのKDDのような名前ですが、もともとは中南米の利権管理会社で、チリ以前にもボリビア(だったかな)などの政変にもからんでいた「謀略も業務とする会社」です。たしか、ユナイテッドフルーツという米国の大きな農産物輸入会社がITTの傘下だった筈です。サルバトール・アジェンデはもともとマルクス経済学を専攻していた大学教授で、まあ、ITTがからんでいなくとも、当時の米国は潰すつもりだったのでしょう。ITTがロックフェラー系かロスチャイルド系かは忘れましたが、現在はどこかの巨大財閥に吸収されている筈です。
なお、米国の50年代から60年代の中南米政策のデタラメさは、グレアムグリーンの「トリホス将軍」や、ジョンルカレの小説(「ザ・テイラー・オブ・パナマ」など)を読むとよく分かります。