教授免職:
「教員選考不正」として3教授を 私立鹿児島国際大
私立鹿児島国際大(鹿児島市、菱山泉学長)は2日、教員選考過程で不正があったとして、経済学部の教授3人を懲戒免職にした上、学内への立ち入りを禁止し、別の教授1人を減給6カ月にしたと発表した。先月31日付。免職の3人は「根拠がない」と、3日にも鹿児島地裁に地位保全の仮処分を申請する方針。
同大によると、免職の3人のうち2人は99年度の経済学部の教員公募の選考委員。1人の候補者について採用科目に実績がないのに「担当教授として適任」と記した業績報告書を作るなどしたという。残る1人は当時の学部責任者。教授会で選考委の意向に沿った議事運営をしたとしている。減給処分の教授は選考委員として事情を知りながら採用に賛成したという。この候補者は結局、不採用だった。
免職の3人は「選考は学則や規定通り行った。大学側の意向に反したために下された不当な処分だ」としている。詳細は不明であるが、大学が簡単に教授を解雇できるのであろうか?或いは大学当局が不正であるのか?一般的には大学当局も教授会を牛耳るボスもぐるである。
委員の三教授が選考委員を支配し、利益集団を形成していたのであろうか?私立の大学ではよくあることだ。地方の国立大学でも良く似たことがある。 研究業績、及び研究費獲得で実績の高い教授候補が選考から意図的に外されて、業績の劣った人格も卑しい者が教授に成りすましてしまうのである。教授会が同窓の出身者で占有されることは、○学部などでは一般的だ。そして根回しと次期教授ポスをト約束して、取引により次期教授選考の票集めが行われ、心根の卑しい者は実力のあるライバル候補を決して教授にはさせないように画策する。はっきり意って意図的な妨害である。大学における研究の自由と学問分野の進歩がこのようにして阻害され、国民の利益が台無しにされる。こうして大学が官僚機構の組織悪に支配されていくのである。最高学府である大学教授の能力の低レベル化が進む。さらに日本の大学は活力と能力を無くし魅力の失せたものとなっていく。