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Re: 新世界通貨の発行元など 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 08 日 15:48:41:

(回答先: Re: 米国の「デフォルト宣言」→新世界通貨体制 投稿者 モルモット 日時 2002 年 3 月 08 日 01:47:56)

モルモットさん、初めまして。

まず、「新世界通貨体制」を望んだり好ましいものと考えているわけではなく、逆におぞましいものだと考えています。
そして、インサイダーではないので、具体的なプランもわかりません。
あくまでも、現実とこれまでの歴史的な経過から推測したものでしかありません。

それを前提に、ご質問について私なりの考えを書きます。


>新世界通貨が発行されるとして、発行体はどこでしょうか?

おそらく、米国連邦準備銀行・イングランド銀行・欧州中央銀行+αになるのではないかと思っています。
「新世界中央銀行」は、IOCなどのようにあたかも“公的”な存在であるかのように見せかけ、実体は、ネットワーク国際金融家の所有物であるという存在になると思っています。


>新通貨が供給される時は経済混乱にあるわけですから、各国の金保有高に応じて通貨
>量が決まるとするのは、新世界秩序として公平ではありません。各国の労働人口と生
>産性に比例して通貨量が割与えられるべきです。

新通貨は“供給”されるのではなく、日銀が現在行っているように、“貸し出し”で出回ることになります。
「新世界中央銀行」は、米国連邦準備銀行やイングランド銀行のように、“私利私欲”を目的にする発券銀行ですから、モルモットさんがイメージされているような“公平”という基準は適用しないと思います。
国別の貸し出し高についてはいろいろな議論がされると思いますが、それぞれに異論・反論が出て、“最後の価値担保手段”である金がもっとも合理的だということになると思っています。(労働人口や生産性は担保にはなりません)

金を供出することで貸し出しされる「新世界通貨」の量では経済運営ができないという国には、政府保証の貸し出しは行われると思います。
金の供出に見合う量の新世界通貨は、利子だけの支払いで元本の返済が免除されることになります。利子分を稼ぎ出して返済できない国の供出金は、その分の所有権が「新世界中央銀行」に移ることになると思います。

政府保証の貸し出しを受けた国は、きちんと元本の返済ができるように、緊縮財政や輸出拡大政策が求められるようになると思います。

「世界中央銀行」ヘの返済が不能になった政府保証借り入れ国は、“担当官”に乗り込まれ政治をコントロールされるようになったり、めぼしい資産が没収されることになる可能性もあります。


※ おわかりかと思いますが、「新世界中央銀行」は、ただの紙切れ紙幣を貸し出すことで金を担保にとるという“詐欺師”・“大泥棒”なのです。
  そして、紙切れの新世界通貨を貸し出し続けることで、厖大な利子所得を上げていくことになります。

  新世界通貨は、あまり市中には出回らないと思います。それは、ほとんどの取引が、クレジットカードや電子取引で決済されるようになるからです。
  個人も企業も政府も、ほとんどの取引を、保有銀行口座の預金残高を根拠にした電子的決済で済ますことになると思います。

  硬貨は製造コストが割高なので、徐々になくされていくと思っています。


>人口が少なく、金保有高の多い国、即ちヨーロッパと米国が有利になるだけです。

残念ですが、このまま行けばそうなると思います。しかし、ヨーロッパと米国が有利になるのではなく、欧米の国際金融家が有利になるだけで、欧米の国民の多くは、苛酷な状況におかれると思います。


>新世界通貨は、既存の資本家と投資家、不公正な世界経済を破綻させた連中を排除
>しなければなりません。世界の人に公平にあたえらるべきです。

「新世界通貨」策動を阻止できれば、公平とは言えませんが、「新世界通貨」体制よりはより多くの人がまとまな経済条件で生活できるようになると思います。

排除対象の「既存の資本家と投資家、不公正な世界経済を破綻させた連中」が、「新世界通貨体制」をめざしているのですから、それが構築されるのであれば、残念ですが、排除されることはないと思います。
これは、日本国民が「自国破壊者」を総理大臣にしたままにしていることからも、そうなってしまうと思っています。


「新世界通貨」体制は、国際金融家のより強欲な収奪システムですから、多くの人々が困窮に陥るのは当然だとしても、国際金融家も思うような収奪ができなくなります。

だからと言って自滅するわけではないので、それを解体しない限り、いつまでも多くの人たちが経済的に苦しむ状況が続くことになります。


今後ともよろしくお願いします。

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