公的資金を注入して銀行の体質を健全化させるべきなのが今取られるべき本来の処置である。しかし、政府は公的資金を注入するのではなく、年金等の資金を使って株価を上昇させる政策を採った。
財務次官、株価回復に空売り規制一定の効果
http://www.asyura.com/2002/hasan7/msg/671.html
また、日銀も底をついた預金保険機構の資金の補填のため、その手形を受け取り、預金保険機構そのものに特融することにした。
おまけに今度は、↓これだ。
預金保険機構、破たん金融機関の受け皿銀設立
http://www.asyura.com/2002/hasan7/msg/682.html
つまり、国民や海外からは見えにくい形で金融システムに公的なお金をじゃぶじゃぶ流し込み、不良債権問題を先送りしているというわけだ。このお金は、すべて国民の税金だよ。
結局、日本政府に出資している国民をだますことであり、政府のエンロン化、つまり国家的詐欺だ!!!
こんな国の通貨は、きっと売られる。間違いなく売られる。
今起きていることは、政府と日銀のモラルハザードなのだ。
我々は、空前の円安を覚悟せねばならないだろう。
でも、それって確信犯?
アメリカがセーフガードを発動してもきっとだめと思うなぁ。